テロ事件 | わたしの彼はイギリス人

テロ事件

久々にこんにちは。


アイスティーがおいしく感じられる今日この頃。

日々いかがお過ごしですか?


私は10月の通関士の試験を受けるべく

猛勉強の毎日です。ということでこのブログも久しぶり。

(別にジェィムスと喧嘩していたわけではないですよ。)


ところで、先日のロンドンでのテロ事件、、、。

驚きました。


災難は忘れたころにやってくる、まさにそんな感じ。


最近は受験勉強のために、夜はテレビを見ないようにしうているので

ニュースは新聞でチェックしている私たち。

朝、新聞の一面の写真を見て、愕然としていました。


天上が吹っ飛んだバス、傷ついた人々、メチャクチャになった地下鉄、、

テロが起こった場所のひとつは、ジェィムスが昨年大学院に

いっていたとき、よく通っていた図書館の近くで起きていました。

もしジェィムスがテロに巻き込まれていたら、そう思うと

もう怖くて、怖くて。

愛する人がこの世から突然姿を消してしまうって

どんな感じなのだろうかと考えてしまいました。



どうして、こんなことが、、、、、。


ロンドンにいる友人たち、ジェィムスの大学院時代の仲間、

色々な人たちが頭をよぎって、もう頭が真っ白に、、、。


ただ、その日のニュースでブッシュ大統領のスピーチを

聞いて、疑問が頭をよぎりました。


テロリストは本当に悪い人たちなのだろうか?

テロリストだけが、悪いのだろうか?

この事件を起こしたのはテロリストたちだけなのだろうか?


イラク戦争が勃発して以来、イラクでは毎日多くの人が

命を落としてきました。

テロリスト撲滅のための作戦で、家族を失い、傷つき、

日々の生活の不安を抱えながら生活をしているのは

テロリストだけではなく、むしろ多くのイラクの一般市民です。

彼らの厳しい生活は1日では終わらず、戦争が始まってから

今でもその状況は変わってはいないのです。


911では多くの尊い命が犠牲となりました。

今回のテロでもやはり多くの方が突然命を奪われました。

それは決して許されることではありません。


けれども、今回の事件の報復としてまた戦いを挑むことは

果たして賢明な選択なのでしょうか?


「人類は非暴力によって、暴力から脱出しなければ

 ならない。憎悪は愛によってのみ克服される。

 憎悪に対するに憎しみをもってすることは、

 ただ憎悪を深める。」


これは非暴力・非服従の姿勢で独立運動を行った

マハトマ・ガンディーの有名な言葉です。

この言葉こそが、今の私たちの世界を表しているように感じます。


目には目を、歯には歯を、それは人間の典型的な

発想かもしれません。でもこれは、問題の根本的な

解決になるのでしょうか?


やられ、やりかえし、またやられ、やりかえす、、、

このサイクルを止めるには、どうすればいいのか?

その方法を考える時期にきているのではないかと

私は思います。


さもなければ、私たちは永遠に惨めで悲惨な、惨劇を

繰り返すしかないのですから、、、、。